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ファイアーエムブレムで衝撃を受けて以来いろんなシミュレーションRPGをやってきて、さらにプレステの「シミュレーションRPGツクール」で理想のゲームを作ろうとしたことがあるほどこのジャンルが好きな私だが、これはさすがに面白いぞ…！
体験版を少し触っただけで「これはヤバい」とわかるくらいハマってしまう系だと、歴戦のゲーマーとしての直感が働きました。
シミュレーションRPGとして欲しい要素は取り込みつつ、余計なことはしてない「こんなのでいいんだよ」っていう王道感をひしひしと感じましたね。
今回は、ニンテンドースイッチソフト「ユニコーンオーバーロード」の感想・レビューを書いていきます。
ユニコーンオーバーロードの感想・レビュー
実は、ユニコーンオーバーロードに関してはそのタイトルすら聞いたことなくて、ニンテンドーダイレクトで見た情報でピンと来て、速攻で体験版をダウンロードしました。
結果は最&高！無神論者の私ですが、このゲームとの出会いを思わず神に感謝するレベルです。
そんな素晴らしいゲーム「ユニコーンオーバーロード」の感想をレビューしていきます。
王道の世界観とストーリー
シミュレーションRPGといったら、ファイアーエムブレムのような中世ヨーロッパ風の世界観が真っ先に浮かぶんですが、ユニコーンオーバーロードもまさにそれでした。
さらに魔法があり、人外の種族がいたり、ファンタジーな世界観が広がっています。
そしてストーリーも、悪しき敵により支配され統一された世界で、滅びた国の王子が数年後に大人になり、解放軍を決起して戦うという胸熱な展開。
敵は人心を操る妖術を使うが、王家に伝わる一角獣の指輪で妖術を浄化し、仲間を増やして戦場へ向かうというのはオリジナル要素ですが、敵が仲間になるのを自然な流れにしてくれてます。
世界観もストーリーもまさにシミュレーションRPGの王道中の王道で、余計なことをしていない感じにかなり好感が持てますね。
ストーリーは選択肢もありルートが変わる！？▼
ストーリーを展開するキャラクターたちも魅力的▼
個人的にはセーブ画面の教会のステンドグラス風の背景も好きです。
多彩な職業と隊の編成で一生遊べそう
シミュレーションRPGの醍醐味といえば多彩な職業（クラス）ですよね。
ユニコーンオーバーロードはそんなクラスの種類がかなり多いです。
その種類、60種類以上！！上級職へのクラスチェンジもあり、この時点でワクワクがと止まりませんよね。
クラスによって得意不得意があります。例えば、このジャンルではお馴染みの「飛行系は弓に弱い」などの要素ですね。この特徴が細かく作られているので、どのクラスも良い味を出して活躍してくれます。
そして、さらに良い意味で私たちプレイヤーを悩ませてくれるのが隊の「編成」です。
様々なクラスのユニットを1人〜6人配置して1つの隊を編成します。(戦場ではこれを出撃させて戦うわけです)
ただでさえクラスが多いのに、その相性を考えて隊を編成するってだけで楽しすぎて時間が溶けていきます。
隊のリーダーを1人決めて、そのリーダーの「リーダー効果」によっても戦場での動き方が変わるんで、そこもまた悩むんですよね。(アシスト攻撃や地形無視の移動など、どれも優秀です)
同じ隊に編成していると親密度が増えステータスが上昇したり、各ユニットの装備などを整えたり、スキルの優先度や行動の作戦をイジったり、戦闘以前にこの「編成」だけでどんだけ遊べんだよって思いました。
メインストーリーだけじゃない！サイドストーリーや採掘、納品、マップでの会話、単発の戦闘といった要素も
私の中でのシミュレーションRPGと言えば、「戦闘」と「戦闘の合間に装備などを整える」といった2つのフェーズを繰り返すイメージが強いです。
ユニコーンオーバーロードはメインストーリーの合間にフィールドマップを自由に移動し、ストーリー以外の要素も楽しめます。
フィールド上にいるユニットとの会話、模擬戦、バトルができたり、町の復興のために資材を納品したり、採掘で資材を集めたり…
フィールドマップ▼
資材の納品画面▼
採掘でアイテムを獲得できる▼
サイドストーリーが展開して、ストーリーに深みが増していくのもいいですよねー。
フリーバトルで経験値を稼ぐこともできます。
細かいところでけば、解放軍の旗の紋章も自由にカスタマイズできるんですよね。
行く場所は基本的に自分で決められるので、大筋のストーリーはありつつも、自由度の高いゲーム性が魅力です。
ユニットの「雇用」で自由度が爆上がり！
自由度で言えば、「そこまでやれんの！？」と驚いたのがユニットの「雇用」システム。
簡単に言えばユニットを自分の好きなように作成できる機能です。
これすごくないですか！？
名前やクラス、成長タイプ、細かなカラーリングなど自由自在！
シミュレーションRPGって俯瞰的な視点でキャラを操作するので、自分は軍師というか神様のようなポジションでゲームをやるのが普通ですよね。
この「雇用」システムで、家族や友人の名前でユニットを作成し、同じ隊に編成すれば全くオリジナルの「自分の隊」が編成できるわけです。
これにより、「もし自分が主人公ならこんな兵を解放軍に雇用して…」という視点でプレイでき、本来俯瞰的な視点でしか参加できなかった物語に没入感を味わえるんですよ！
これはすっごいごいごいごいすー！と思いましたよね。
戦闘や会話のスキップや早送りで快適なプレイが可能
ユニコーンオーバーロードは、ストーリーはもちろん面白いですが、自由度が高いし難易度も選べるためたぶん何周も遊べるゲームだと思います。
そんな人はもうストーリーは見る必要ないってなりますよね。
会話のシーンやバトルはスキップしたり早送りすることも可能なので安心です。
これによって何周やっても快適なプレイができそうなのが嬉しいですね。
考えさせられる戦闘が楽しい
編成だけでなく、戦闘フェーズでも頭を使って楽しめます。
シミュレーションRPGってユニットをマス目みたいなマップで動かして、自分と相手のフェーズが入れ替わりながら戦っていくのが普通ですよね。
ユニコーンオーバーロードはターン性ではなく、行動を指示してリアルタイムで味方と敵が進軍していきます。
1秒1秒変わる戦況は見逃せませんし、臨場感があるんです。
さらに、行動回数制限、作戦時間があり、1つの強い隊で無双したり、ゆっくりと全キャラのレベル上げを重視したような悠長な行動ができなかったりするんですよ。
そのおかげで頭を回転させないとクリアできなかったりするわけです。
また、シミュレーションRPG初心者から上級者まで楽しめる難易度選択はありがたいですね。
勝った後のリザルト画面も見ててワクワクします▼
軍資金、勲章、名声を稼ぎ、できることを増やすのも楽しいんですよ。
オンライン対戦もあるのが最高
もうここまでの情報ですでにお腹いっぱいなんですけど、さらにオンライン対戦もあるとのことで頭おかしくなりそうです。
何周もできるジャンルのシミュレーションRPGにやり込み要素まで来ちゃったら、どれだけ長く遊べるんだろう…
誰かがアップロードした編成と戦えるみたいで、リアルタイムバトルではないにしろ、自分の編成の参考にもなるし、絶対面白いですよね。
ユニコーンオーバーロードの製品情報
ゲームの内容については触れてきたので、ここではユニコーンオーバーロードの製品情報について解説します。
- タイトル：ユニコーンオーバーロード
- ジャンル：シミュレーションRPG
- メーカー：アトラス&ヴァニラウェア
- プレイヤー：1人(オンライン要素あり)
- CERO：15歳以上
- 体験版：あり
- 値段：通常版8,778円(税込)、限定版17,578円(税込)、豪華版13,178円(税込)
- プラットフォーム：ニンテンドースイッチ、プレステ4&5、Xbox Series X|S
- 発売日：2024年3月8日㈮
値段が若干高い気がしますけど、たぶん長く遊べるからコスパは良いはずです。
5～6時間たっぷり遊べる体験版で好みかどうかチェックしてから買えるのはいいですよね！
通常版、限定版、豪華版の違いについては別記事で解説します。
まとめ ユニコーンオーバーロードは避けて通れないくらい面白い！
ユニコーンオーバーロードはオウガバトルをベースにしたようなシミュレーションRPGで、マジで悪い要素が見当たらないくらい良質なゲームです。
飯テロやキャラの動きなど、細かいところまで作り込まれていて、「神は細部に宿る」と言わんばかり。
これ、シミュレーションRPGが好きならマジでハズレないし、避けて通れないゲームだと思ってます。
スイッチの名作がまた1つ生まれてしまった…。
Amazonとかだと定価より安く買えそうですね▼
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